こんにちは、はさりです。
少し前ですが、小学1年生の長女が受けたいとのことで、四谷大塚主催の「リトルオープンテスト」を受けてきました。
今まで公開模試について特に気にしていなかったのですが、長男がテストを受けるようになってきたため色々調べる機会が増えました。結構な数のテストがあるのですね。学年ごとに受けられるテストが違えば、レベルも違います。無料もあれば有料もあり…
実は、いつも乗らない電車に乗れるから受けに行きたいと思っている要素もあるのかもしれません。
リトルオープンテストとは
低学年向けの公開テストの一つで、年長生から小学3年生までを対象としています。このテストでは、基本問題からちょっと難しい応用・発展問題まで、幅広いレベルの問題を出題し、お子さまの得意不得意の傾向、受験生の中での相対的な学力、偏差値がわかる貴重な機会となっています。
テスト後には、テスト結果を詳細に分析した成績表が配布されます。また、校舎スタッフがお子さまの良い点や理解不十分な点をご説明し、今後の学習計画の指針をお伝えします。
「リトルオープンテスト」は、四谷大塚の『リトルスクール』への入塾テストを兼ねています。「リトルスクール」とは、四谷大塚の低学年専用コースで、学習=楽しいというイメージを育みながら、お子さまの学力を飛躍的に伸ばす授業です。オリジナル教材で楽しく指導するほか、体験授業も実施しています。
個人的には偏差値は気にしておらず、難易度高めというのがどのくらいにレベルなのか、そして難易度高めの問題にどれだけ太刀打ちできるのか・楽しめるのかが気になっていたところでした。
算数の振り返り
問題を見ましたが、難しかったですね。さすがハイレベル問題です。でも解けない問題ではなさそうでしたね。しっかり問題を読んで理解できれば。その理解が難しいのですが。。
算数は、大まかに以下のような構成でした。
- 計算問題
- 文章題(単純な文章題から少し複雑にした文章題)
- 条件付き問題
- 文章題
- 積み木問題
条件付き問題や少々複雑な文章題は、点数に差が出そうですね。特に小学一年生は読解力や状況整理力に差がありますし。
しかし、やはり差が出る文章題は可能な限り点を取っておきたい、というのが本音ですね。ぱっと思い付く方法を書いてみると…
- 分かるまで繰り返し読む
- 読解力を上げる
- 問題に対応した絵を描く
楽しみながらチャレンジするには、絵を描くのが一番かなと思っています。問題を解くときに整理するため図で表すことはありますよね。それは、図やイメージの可視化が理解する方法として優れているという側面でもあり、大人でも使える方法が子どもの時から身に付いていると大変役立ちます。解くための方法の選択肢の一つとして持っておきたいですね。
積み木問題はハイレベル問題にありがちなので出題されるかと思っていましたが、案の定出ました。テスト前に試しに少し問題を解いたのですが、問題の景色が練習問題と少々違ったみたいで、もはや初見と同等となってしまい、解くのが難しかったようです。また、問題文での日本語の難易度が影響し、読解が不十分なところも多々ありました。
国語の振り返り
国語は、大まかに以下のような構成でした。学校では、国語はまだ簡単な物語や文章に触れた程度なので、それを考えると大分レベルアップした内容でした。
- 漢字
- 助詞
- 日本語の性質
- 物語4ページ
子どもとの会話で、子どもに対して「て・に・を・は」に注意して話すことをアドバイスしたことがある親は多いと思います。しかし、自らが「て・に・を・は」に注意している意識はそこまでないのでは、とも思います。実際、子どもは親の真似をしたり近しい人の真似をする傾向があるので、説明が上手でなかったり助詞が抜けている話し方を子どもがしている場合は、親自身も気を付けるよう心掛けると良いのかなと考えます。
物語は、長文は大変難しかったのではと思いました。普段から本を読むのが好きな子は苦痛に感じないと思いますが、慣れていない子は非常に長く感じたのではと思います。集中を維持するのも一苦労ですね。ただ、物語自体は長いものの、文章でなければ絵本に書いてある内容の延長のようなものでした。なので、頭に場面が思い浮かんでいればすんなり吸収出来そうです。イメージ、どこでも使いますからね。小さいときは色々な経験をすることが大事なのでしょう。そしてやはり、様々な物語に触れることが一番ですね。活字に触れること、ストーリーに入り込めるとは物語の醍醐味です。
保護者会について
テスト時間の間に、保護者会がありました。リトルスクールに所属することへのメリットや昨今の受験状況、そして四谷大塚の中学受験に対する姿勢やシステム等をお話いただきました。
本来であれば内容について触れるべきなのでしょうが、最近は志望校や苦手分野の特定などをAIにより導出しているところがどうしても気になってしまいました…過去に解いた問題の記録によって苦手分野等を把握したり、点数の配分等から導かれる志望校の最適解を生徒に向けて発信していたり、なのでしょうか。
一般的に、志望校に合格する割合は3割程度とのことでした。一方で四谷大塚は約4割くらいだそうで、志望校に合格されることの実績は多いと思います。ただし、その志望校がAIにより導出された後なのか前なのか気になったのはここだけの話…
まとめ
今回のような難しいとされるテストや問題は、受け方によっては苦手に感じるようになってしまうかもしれません。低学年は学習を楽しむことに焦点を当て、例え難しい問題で解けなかったとしても、子どもの努力に目を向けて問題に立ち向かったことに対して褒めてあげることが必要かなと思いました。
長女の出来は正直良くはなかったのですが、難しい問題を解ける楽しさを知ったり、問題を通して様々なことが少しでも得られれば今は充分だと考えています。出来るに越したことはありませんが、親としては点数よりも違うところをしっかり見た上で必要に応じてフォローし、今後に繋げていきたいですね。