今回は、先日受験してきた「TOMAS最難関模試」についてご紹介します。この模試は、最難関中学受験に挑戦する小学生のための模試であり、個別指導塾のTOMASが主催しています。対象は小学1年生から6年生まで、受験料は無料、Webサイトから申し込むことができます。
私自身、色々と調べるまでTOMASという塾は認識しておりませんでしたが、いざ調べると知っていましたね。都心や近郊の駅前でしばしば見るマークです。みなさんも見たことはあるのではないでしょうか。
では、この模試の特徴や中身について見ていきましょう。
TOMAS最難関模試とは
TOMAS最難関模試について、以下のように説明されています。
TOMAS最難関模試とは、筑駒・御三家・早慶を目指す受験生が、各学年で到達しておきたいレベルを知るための模試です。この模試では、最難関中学受験専門コース「スペックTOMAS」のカリキュラムに基づいた問題が出題されます。スペックTOMASのカリキュラムは、低学年の段階から自ら考え自由に試行錯誤できるような問題を取り入れており、表現力や思考力を早期から鍛えることで、最難関校合格につながる本物の学力が身につきます。
最難関模試についてのリンクです↓
TOMAS最難関模試 [受験料 無料] | 個別指導塾・学習塾・進学塾ならTOMAS
TOMAS最難関模試の実施概要
TOMAS最難関模試の実施概要は以下のとおりです。
- 対象:小学1年生~6年生 ※6年生は各学校別の「そっくり模試」があり
- 日時:TOMAS最難関模試より(各学年ごとに日程が異なります)
- 会場:TOMAS各校 ※限られた校舎のみ
- 受験料:無料
- 申込方法:Webサイトから
- 試験科目:国語・算数(各30~50分)※学年による
- 成績表返却:個別カウンセリングと同時に返却、もしくは郵送 ※個人カウンセリングの受講は自由
詳細な日程や会場、申し込み方法などは、TOMASのWebサイトをご覧ください。
どんな生徒が受験するのか?
このテストは、母数が決して大きくはありません。「知る人ぞ知る最難関模試」ということで、受ける層は中学受験を考えている生徒が大半ではないかと予想します。小学校低学年も例外ではなく、低学年から難関中学を考えているご家庭が多いと思います。我が家のように、現時点ではまだ何も決まっていない、というケースは少ないのではないでしょうか。
TOMAS最難関模試のメリット
実際にTOMAS最難関模試を受けて感じたメリットと、実際にテストを受けたときの感想です。最難関という名前がついていることで少々抵抗を感じる方も少なくないでしょう。しかし、そこまで構える必要はありませんでした。一番は、子どもがどのように感じるか、ですね。
- ひと足早く最難関レベルを体験することで、現時点での力を客観的に把握し、学習の方向性や目標を明確にすることができます。
- 模試後は、個別カウンセリングで自分だけの対策がわかります。テスト結果をもとに、志望校合格に向けて不足している点を一人ひとり徹底分析し、合格までの道のりをアドバイスします。
- 成績優秀者は、最難関中学受験専門コース「スペックTOMAS」の入会権利を獲得できます(入室テスト免除)。スペックTOMASは、最難関校合格に必要な学力を身につけるためのコースで、毎年多くの難関中合格者を輩出しています。
- 小5生の成績優秀者は、少人数選抜制コース「最難関中算数特訓」の受講権利も得られます(選抜テスト免除)。このコースは、小6夏までに算数の基礎を盤石にすることを目的としたコースで、最難関中算数特訓選抜テストで選ばれた生徒のみが受講できます。
と、ここまでがサイトに掲載されているメリットですが、ここから個人的に受けた恩恵についてお話します。ただし、校舎依存の可能性もあるので、その点ご了承ください。
- テストの結果と基に、親切なアドバイスをいただけます。また、実力に合ったテストを成績表と同封していただきました(最難関模試が実力に合っていなかったため💦)。
- 決して猛烈な営業はありません。我が家では力試しのために受験したことをご快諾いただき、お話させていただきました。
- 苦手がある分野を話したところ、その苦手分野の対策を丁寧に説明していただきました。
- 奇跡的に、息子が成績優秀者に選ばれたのですが、その時の目の輝きはすごかったですね。賞状もあり、動機付けになったのではと思います。
最難関という名前もあり、手ごたえがあると嬉しいものです。子どもの時を思い返してみると、手強い相手に勝利したり、いい勝負をしたり、例え負けても健闘したと思えた時は、充実感がまるで違いましたよね。それと同様で、高い壁である最難関模試に立ち向かえたという実感は、自分が勝負できる実力を持っているという認識を持つこととなり、一種の成功体験になると思っています。
最難関模試のデメリット
最難関ということで、勿論デメリットもあります。感じたポイントは、次の通りです。
- 最難関模試を受ける前に、実力が伴っているかある程度は確認した方が良いと思います。この最難関模試は、先取り学習が一般的になっているところが一つの特徴です。
- 模試を受験する集団は中学受験を視野に入れている子供が多いこともあり、レベルは高いです。
正直なところ、先取り学習をしていない受験生は中々に厳しいテストになると思います。特に、難易度の影響を受けやすいのは小学低学年でしょうか。それは、低学年になればなるほど未受講範囲の割合が増え、立ち向かえるほどの経験と知識がないため勝負することが困難になるからです。実際、娘が初めて受けたときはコテンパンにやられました。早稲アカや四谷大塚のテストを平均程度は得点できるくらいのレベルなのですが、算数が全然得点できませんでした。
得点出来なかったにもかかわらず、平均は自分の点数よりも高い状態であることを知った時に、こう思う子どもは一定数いるのではないでしょうか。
あれ?自分って、出来ないの?受験するレベルではないのかな。。
模試を受ける動機は様々です。自信を付けるため、自身の実力を測るため、権利獲得のため…結果、逆効果になる可能性はどこかに潜んでいます。
テストは自分の状況を教えてくれるためのツールと考えると、敵ではなく味方ですよね。それが分かっているとしても、悪い成績を取ってしまったら勿論ショックを受けます。そんな時には親のサポートや声掛けが必要です。その他にも、難易度を下げたテストを受験することも選択肢の一つです。精神的負担にならない程度に受験するのが一番ですね。
まとめ
最難関中学受験に挑戦する小学生のための模試「TOMAS最難関模試」についてご紹介しました。この模試は、最難関中学受験専門コース「スペックTOMAS」のカリキュラムに基づいた問題が出題され、表現力や思考力を早期から鍛えることができます。また、模試後は個別カウンセリングで自分だけの対策がわかり、成績優秀者はスペックTOMASや最難関中算数特訓の受講権利を得られます。受験料は無料で、Webサイトから申し込むことができます。最難関中学受験に本気で取り組む方は、ぜひこの機会に挑戦してみてください。