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私がグレー企業から転職することを決めた理由

日常
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こんにちは、はさりです。

みなさんは、転職したことはありますか?転職したことのある方は、それが幸せな転職でしたか?転職は、あらゆる場面でも前向きな行動だと思います。

私は一度だけ転職を経験しましたが、転職に後ろ向きになったことはありませんでした。なぜなら、キャリアアップのために動いていたからであり、そして当時在籍していた会社が色々とグレーだったからです。

今年の一月で転職してからちょうど3年が経ちました。それと同時に昔のことを思い出したので、少し転職理由についてお話しようと思います。前に踏み出せずにいる方々が、一歩前に出るきっかけになれば嬉しいです。

ワンマン社長にモチベーションを奪われた

こちらは、ベンチャーあるあるかもしれませんね。
前職はなんちゃってIT業界のベンチャーで、様々な業界の仕事を扱う、良い意味で少数精鋭の会社でした。私が入社したときは30人弱の小さい会社でしたが、第一印象は『活気がある雰囲気の良い会社』でした。特に社長は丁寧な話し方で口調も柔らく、全てを受け入れてくれるような、そんな雰囲気を持っていたのです。
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会社に対する疑問が生じるようになった

始めの数年は案件を数こなし、戦力になれるようにひたすら努力しましたが、しばらくは給料が上がりませんでした。というのも、前職は歩合的な要素があり、給料は受注する案件次第だったのです。つまり、受注金額が安ければ頑張っても給料は上がらないし、逆もあり得るという何とも不公平な制度でした。
自分なりに工夫して、やっと自分にも前向きな風が吹いてきた辺りに急に社長から『給与制度を変える』と言われました。理由は、『給料が高い社員は会社の利益を圧迫しているから』だそうで、私がやめる3年前あたりから会社の雰囲気が急に変わり始めました。そして、同時期から社長は、ある部署を露骨に攻撃をするようになり、それが何と私の所属していた部署で、『だから○○部は分かってないんだよ』といった嫌味を言われるようになりました。若手はかなりきつかったと思います。

精神的ストレス

私は管理職を少々経験したことがあります(とはいってもプレイヤー兼任)。モチベーションをどうにかしてキープするために、メンバーとは常に話をするようにしていました。また、グループ一体の共通認識として『他部署の案件を引き受ける』ことを掲げていました。会社の案件を少しでも循環させるためです。

それゆえ、他部署からは喜ばれていたものの周りより少し残業が多かったのです。それが社長の目に留まり「社員が潰れたらどうするんだ」と半年間遠回しに言われ続け、転職を決めました。結局は、頑張っていたことを全く認めてもらえずにずっとネガティブ発言をされてしまったことで、自分たちが頑張っている対価として得られたものがあまりにも釣り合わないと思ったのが理由です。

これだけではありませんが、決め手となったのは先程の件です。一会社の管理職として失格だったかもしれませんが、「どこに行っても働けるようにするため、自分の価値を高め磨き続けよう」と言い続けていました。

結局、私は最終出社の時に社長にも上司にも見送られませんでした。上司に至っては別口で飲み会でしたね。その時は改めて、転職して正解だったと感じました。文に書いていると『全くあてにされてない』と思われてしまいますが、そんなことはなかったですよ!多分…

体調に支障が出るようになった

私は運動部出身だったこともあり体力はあったので、多少の無茶は平気な身体でしたが、それが仇となりました。なんちゃって管理職の時は、今考えると良い経験ではありましたが当時は結構辛かったですね。

好きなものが食べられなくなった

私は饂飩が大好きなのですが、ある日から饂飩を食べると発疹みたいなものが出るようになりました。最初は気にしていなかったのですが、暫く経っても症状は治らないのでアレルギー検査をすることにしましたが、結果はスギ花粉のみ異常な高値であるだけで、グルテンは正常だったのです。しかし流石に饂飩(後に小麦粉類全般であることが判明)は暫く止めましたね。症状が出ると大変痒く、食べると痒くなるのが怖かったのです。

健康診断での異常

当時は多忙によりあまり寝れておらず、後に饂飩による発疹は体調による胃腸の異常が原因であることが判明しました。消化不良というのでしょうか。それだけではなく、健康診断の血液検査の数値でも、異常値がなかったはずが異常値が出るようになり、しまいには再検査項目が出てくる始末でした。ただの異常値であればまだ許容範囲でしたが、再検査は流石に堪えましたね。
それは人間ドックでの検査で、普段の健康診断では測らないような検査項目で異常が見つかったのですが、それが膵臓関連だったのです。日々のエナジードリンクが原因だったのかもしれませんが、膵臓の異常値は他の臓器の異常値よりもインパクトが大きく、このままではまずいと思ったのも要因ですね。
身体を壊してまで会社に居続ける必要はないですよね。ちょうど色々な案件が落ち着いてから仕事を抑え、バレないように粛々と転職活動を開始しました。
エナジードリンクは、長時間の高速道路運転以外はあれから飲んでいません。

プライベートの時間がなかった

最後の3年は、帰るのはもちろん遅く、出社もそこまでは遅くなかったので、家にいるのはほぼ寝る時だけでした。そのため、子どもたちと交流はほとんど出来ず、話すのは朝だけ…。家庭のために仕事を頑張っているはずなのに、家族と交流する時間がないのは本末転倒だと思い、それも転職の決め手となりましたね。
平日が忙しいと、休日はせめて休みたい!という心理になり、どこにも行かないことが増えてくる、運動をする時間はなくなる、といった悪循環も起こってしまいました。
最近は、月一か隔月で県外の観光地に行き、パワーをもらっています。

まとめ

働く上で、様々な出来事は起こると思います。その中でも、自分の優先度によって許容出来ることもあれば、出来ないこともあるでしょう。しかし、我慢をしてまで働き続ける現場であれば、逃げ道を作るのも立派な選択肢だと考えています。

細かな不条理イベントは沢山ありましたが、私としては『頑張った対価として全然相応しくない』と思ったのが先程挙げた項目でした。みなさんも、心身共に健康的な労働であることを願っています。

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