こんにちは、はさりです。
仕事を依頼をしている客先から、『それは出来ません』と言われたことはありませんか?決して無理難題を押し付けている状態ではないのにです。
仕事でも日常会話でも、ネガティブな印象を与えてしまう言葉はあります。ましてや仕事で発言してしまうと、信用問題にまで関わることもありますよね。
そこで、ネガティブな印象を受ける言葉からポジティブに感じ取れる言い回しに変えるとどのような言葉になるか、ポジティブな言葉を引き出すためにはどうすれば良いかを考えてみました。
私の仕事柄、客先に委託することが多い部署なのですが、今までに様々な言葉を言われたことがあります。そして、委託先の方が力を持っているのか、すぐにわがままや文句を言ってきます(部署の皆が同じ認識です)。
力関係は一旦は置いておき、こちらにとってはネガティブな発言になる例を挙げました。
- いや、ちょっと厳しいですね
- 事前に○○の準備してくれないと…
- 想定以上の工数がかかっています
- 期限を伸ばしてくれないと出来ません
- どうすればよいですか
- …
普段では大したことのない発言もありますが、これらがネガティブ要素になる場合は、タスクが山場に差し掛かり、大分煮詰まった状況での発言と予想されます。そして、上で挙げた例示のコンボ技もあり、精神的に参りますよね。
ネガティブな発言を言い換える
ネガティブな発言が出てしまう場合は、一概に委託先が理由とは限りません。例えば、委託先から言われる『いや、ちょっと厳しいです』は、
- 本当に厳しいのを依頼者が理解出来ていない
- 委託先が渋りたい理由が何かしらある
- 委託先が効率が悪くサイクルが悪循環
など、ですね。『何が厳しいんだ?』と思うかもしれませんが、まずはケースごとに見てみます。1のケースは、検討の結果お互いが共通認識になればまずは関門突破でしょう。2, 3のケースは要注意で、何も提案がない状態だと理由が分かりません。特に3の場合は、依頼者が想定しているプロセスから遠回りしているがために手間がかかっており、往々にして品質は良くはないことが多いです。
私はスポンサーとクライアントの両側を経験したことがあるので、急で期限が短い依頼だと渋りたい気持ちは分かりますが、そうでなければこちらの仕事をやりたくないんだろうな、と判断されてもおかしくないですよね。渋るときは大体タスクに対して負の感情を抱いている時ですから。
しかし、後も取引を続けたいのであれば別です。依頼に対する返し方一つで印象はグッと変わります。
- ○○だと厳しい➡️□□だと対応可能
- ○○でないと出来ない➡️○○だと可能
- 期限内での完成はお約束出来ない➡️期限内の完成に向けて、最大限尽力する
いつもマイナス面ばかり言う人の印象は良くないですし、一緒に仕事したくないですよね。一度悪い印象を持たれるとなかなか脱却出来ないので、(自分も含め)そうならないようにしたいものです。
ポジティブな言葉を引き出す
仕事でも私生活でも、周りがポジティブワードで会話していると、自分も前向きな気分になると思います。何だか頑張らないと、という気持ちが芽生える感覚です。つまり、ポジティブワードは周りに良い影響を与えうる、ということです。
仕事でも『出来ない』方向からタスクを見ることを少しでも減らし、『出来る』方向からタスクを見ることで報告も前向きな方からの言葉に変換出来ます(もちろん、出来ない方向から見ることも必要な時はあります)。
違う会社の人の面倒を何故見るんだ、とは正直思いますが、放置しても進まないので『タスクを進めるために』という観点からの行動です。
- 〈委託先〉どうすればよいですか➡️〈依頼者〉懸念や疑問を一つずつ整理する(何処で躓いているのか理解するため)
- 〈委託先〉○○だと厳しいです➡️〈依頼者〉可能にするために何が必要なのか整理する
- 〈委託先〉期限を伸ばしてください➡️〈依頼者〉期限に間に合うための解決策を検討する
ネガティブ要素に対して対応策を講じることによって『それだったら出来る!』と思ってもらえると、少しずつポジティブワードが引き出せるのではと考えます。
依頼者と委託先の関係
よく聞くのは、依頼者から『いいからやってくれ』と言われてなくなく残業せざるを得ない委託先があったり、委託先が上からで依頼を出来ないと言い続け依頼者を悩ませたり、と色々あると思います。
しかし、依頼者と委託先の優劣はなく、対等であるべきだと考えています。お互いに生産性の高い仕事をするために、関係は平等である方が圧力がかからずスムーズにいきますよね。ただし、やるべき事はしっかりこなす、というのが前提です。
いかがでしたでしょうか?もし心当たりがあれば、自分の話した内容や振る舞いを見直すきっかけになれば幸いです。